検査

筋電図の進め方⑪:腋窩神経

今回は腕神経叢5人衆の一角、『腋窩神経』です。

腋窩神経C5-6から派生する神経で、支配筋は三角筋と小円筋です。感覚枝は上外側上腕神経というマニアックなもので筋電図で測っているの見たことないです。

腋窩神経

上図のように貼り刺激しますが、少し日本でやるよりも基準電極(上図G2)が離れていますが。まぁ~基準電極なんて究極筋肉上では無いならどこでもいいですが。

詳細を述べると、

記録電極(-):三角筋筋腹(G1)

基準電極(+):三角筋粗面(上腕骨の三角筋腱付着部 G2)

刺激電極:Erb点(上図)

Erb点とは鎖骨上窩(鎖骨の上のくぼみ)のあたりです。刺激する際は鎖骨と胸鎖乳突筋鎖骨頭外側の交点~若干上を刺激するのがポイントです。胸鎖乳突筋鎖骨頭は対側に頸部回旋させれば比較的簡単に触れます。

また刺激する際に前方に行き過ぎると横隔神経、後方に行くと副神経・僧帽筋が反応してしまいます。ちなみに横隔神経を誤って刺激すると強制的にしゃっくりが起きます。なんか楽しいので試しにやってみてください♪

必ず両側やる。同じ刺激距離でやる。

腋窩神経は正中神経や尺骨神経のように異なる2点で刺激し、2点間距離を算出することが出来ません。これは刺激可能なのは1か所のみだからです。頑張ればErb-神経根で出来るかもしれませんが今度は距離が十分取れないため測定誤差が大きいです。

なので腋窩神経の筋電図では健側と患側の左右差を見るのが重要となってきます。

そのため左右の測定条件を揃える必要があり、刺激電極-記録電極間の距離は両側で同じにします。それによって得られた左右の潜時差やAmplitude差を見ます。

具体的には一方のErb刺激したら、正中線を基準に線対称の位置の対側Erbを刺激します。また記録電極の位置も一方の検査時に測定した刺激電極~記録電極と同じ距離の位置に貼ります。基準電極は~~どこでもええ(笑)

以上です、またお願いします。

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参照:https://www.researchgate.net/figure/Ponsfords-method-for-sensory-nerve-conduction-of-the-deep-peroneal-sensory-nerve-From_fig15_6470916 https://www.slideshare.net/sm171181/nerve-conduction-studies-lower-leg