筋電図

神経伝導検査・神経伝導速度検査・誘発筋電図の違い

神経伝導検査・神経伝導速度検査・誘発筋電図は筋電図、特に針筋電図以外で用いられる用語ですが正確にはそれぞれ異なります。

一番正しいのは『神経伝導検査』です。他のが不適当な理由を説明していきます。

神経伝導速度検査×

これは簡単、速度の事しか言及していないからです。神経伝導検査では速度以外にもLatency(潜時) Amplitude(電位)、Duration(持続時間)などの様々な指標をみる必要があります。そのため神経伝導『速度』検査は不適当となります。

誘発筋電図×

これは一部OKで一部×です。誘発筋電図とは運動神経(CMAP)を見る検査の名称としては合っています。CMAPはCompound Motor Active Potential(複合筋活動電位)の略であり、運動神経の活動を筋活動電位を通して見ているからです。

しかし感覚神経(SNAP)は筋電図ではなく純粋に感覚神経の活動を見ています。なので誘発筋電図ではCMAP見て、SNAP見ないとなってしまいます。

でも現実の神経伝導検査ではSNAPも調べますので、誘発筋電図は不適当となります。

神経伝導検査・神経伝導速度検査・誘発筋電図。分かりにくいですがご注意ください。

今回は短め、以上です。

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