検査

筋電図の基礎③:針筋電図の目的

以前に『筋電図:内容・目的・意味』で少し取り上げましたが、もっと詳しくと身内に言われたので追記します。一応以下のリンクも参照ください☆リンク☆

今やられているか?

タイトルの通りなのですが、筋肉や神経が今まさに痛んでいる最中、つまり急性期の病気なのか?を鑑別するのが針筋電図での大きな検査目的です。

『今まさにやられている』場合は治療すれば病気を治す・進行阻止できる可能性があるので非常にこの結果は重要です。逆に『やられきっている』場合は治療しても回復は厳しいです。

客観的な検査

これも針筋図を行う大事な目的の一つです。

我々が診察室で行う筋力テストにはMMT(Manual Muscle Test:徒手筋力テスト)というものがあります。0-5の6段階で評価して、0は全く力が無い、5は正常を意味します。

検査の仕方は我々が与える力または重力に逆らって、手足を動かせるか見ます。例えば上腕二頭筋(力こぶ)は肘を曲げる筋肉なので、我々は邪魔、つまり肘を伸ばすようにしてその力に耐えられるか見ます。

でもこれってかなり主観的な検査なのです。マッチョが調べた場合と、か弱い女性が調べた場合ではどう考えても結果に誤差が出ます。(検者間誤差)

また少ーーーししか筋肉が動かない場合、力入っていないと誤診されるかもしれません(偽陰性)。

その点針筋電図では小さな筋活動まで観察でき、数値で筋活動を表せるので非常に客観的な検査となります。

今後の回復目安

また先のMMTのように肉眼・身体検査で回復を認める前に、針筋電図で先行して筋活動が確認できます。これは実は非常に重要で、その後の回復の可能性を予見できます。

逆に全く筋活動を認めない場合は回復は厳しいです。でも厳しいと分かれば代替手段などを考え、その後の治療につなげられます。その点でもやはり有意義な検査です。

こんな検査もあることを知ってもらえれば幸いです。

以上です。またお願いします。

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