検査

筋電図の進め方⑲:大腿神経

まとめ

左右差もチェック

あまりやらない

足底神経同様、おそらくほとんどの人がやったことのない検査かと思います。

登場するのはL2/3が障害されるヘルニアとかですね。あまり大腿神経単独で障害されることは無いです。例えば癌による腰神経叢圧迫や浸潤などがありますが、レアケースです。

骨盤腔に腰神経叢はありますが、骨盤腔自体スペースが余っているのでそこまで絞扼・圧迫はされにくいです。また腰神経叢やられるときはほぼ脛骨・腓骨・腓腹神経などの下肢EMGの主要な神経もやられるので、そちらをチェックした方が精度は良いです。

また大腿神経の刺激部位は鼠径靭帯の近く≒深い位置に神経があるので刺激が難しいです。

神経伝導検査

それぞれ

記録電極:大腿四頭筋筋腹(下図では外側広筋)

基準電極:膝蓋骨

刺激電極:鼠径靭帯よりも近位&遠位の大腿神経

に電極を配置します。

刺激部位の大腿神経は明瞭に拍動を触れる大腿動脈の外側にあります。(外側からNAV Nerve-Artery-Veinです。研修医の時にやりましたね)

大腿神経の伝導速度は左右で行ってください。一応鼠径靭帯近位&遠位で調べますが、この2点間距離って結構近くて誤差が出やすいんです。また近位部は腹腔内なので非常に難しい。導出できないことも間々あり。なので左右差を比べることが有用な時が多々あります。覚えておいてください

書いていてなんですが、ほぼこの検査はしません。精度が若干低いので。そのため針筋電図で代用することはが多いです。トリビアとして知っておいて下さいぐらいです。

以上です。またお願いします。

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