検査

筋電図の進め方⑩:Guyon管症候群(ギオン管症候群)

まとめ

尺骨神経背側枝がキモ

ADM〇 FDI×

Guyon管症候群

手首での尺骨神経麻痺

上図のTunnel of Guyonがギオン管です。ちょうど手首の小指側にあります。(正確には豆状骨外側)

ここに慢性的に長時間・長期間の圧迫が加わると症状が出てきます。多いのがスポーツ(ゴルフ・自転車)や仕事(トンカチなど使う大工)などの既往・職歴があることが多いです。

症状

症状は肘部管症候群と似ています。

握力低下や手先が不器用(巧緻性低下)になったり、小指と薬指の感覚低下やしびれなどを認めます。

神経伝導検査

肘部管症候群とGuyon管を見分けるポイントは

①尺骨神経CMAP〇SNAP× (ADM〇FDI×)

②尺骨神経手背枝のSNAPが正常

CMAPを調べるADM及び手背枝はGuyon管を通る前に尺骨神経から分岐しますので正常となります。一方FDIはGuyon管を通った後にやられるので異常となります。逆にADMは針筋電図で正常となります。

なお手背枝を調べるには

・記録電極(-):示指中手骨

・基準電極(+):示指MP関節

・刺激電極:基準電極から12-14㎝近位、手関節のFCU内側

で測定します。

 

またADM正常、FDI異常を利用して比較試験をすることがあります。通常の尺骨神経CMAP測定時の遠位刺激ポイント(FCUの撓側)から刺激して、ADM/FDIでの潜時差が>2.0ms、FDIの潜時が4.5ms異常であることを認めればGuyon管症候群を疑います。

針筋電図

ADM〇FDI×であることを証明します。

それだけです。おしまい(‘◇’)ゞ

尺骨神経CMAP〇SNAP× 

尺骨神経手背枝のSNAPが正常

ADM〇FDI×

以上です、またお願いします。

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