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骨折と打撲の簡単な見分け方

まとめ:とりあえず叩く!!

骨折と打撲、どちらも転倒や事故などでよく起きます。両者を見分けるにはレントゲン撮ればわかるじゃん!?と言ったらそれまでです。でも夜間や休日だと病院によっては放射線技師呼んだりしなくてはならず、案外大変です(呼んでも全く問題ないのですが、来るまで時間かかる)。

いつでもレントゲンが撮れる環境って実は貴重、地方の病院ほどそうです。また軽微な骨折だとレントゲンでは分かりにくく、診察上打撲との鑑別が困難な場合があります。以下よく私が使う方法を述べていきます。

☆まずは見た目☆

人間は痛いと言葉で『痛い』というよりも、『うっ』と一瞬息を止める生き物です。言葉より態度の方が有効性は高いです。以前言った患者は見た目が9割です。リンク(重症・軽症の見分け方)

痛みの程度って個人差が尋常じゃなく違い、またオーバーリアクションや詐病(嘘つくこと)などを見極めるためにも態度・見た目は重要です。などで少し怪我した部位を動かしたり、指でトントンと叩きその際の表情や発声を見ます。この方法は意思を伝えられない障害者や認知症患者でも使えます。

そもそもなぜ骨折は痛いのか。人間で痛みを特に感じる場所は主に3か所です。皮膚、筋肉表面の筋膜、そして骨の表面の骨膜です。この中で骨膜の痛みは一番鋭く耐えがたいで、骨折の痛み=骨膜の損傷によってもたらされます。逆に筋膜の痛みは鈍くズーーンとした痛みです。皮膚は二つの間くらいです。

骨膜が損傷する骨折は痛みが強いため、患者の表情も暗く、脂汗かいています。一方打撲は筋肉・皮下組織の損傷なので鈍い痛みを訴え、表情も悪くありません

☆とりあえず叩く☆

もう一つの見分け方は痛がっている所を軽く叩いてみることです。ポイントはその際にぶつけた場所以外も叩きます。

☆打撲はぶつけた場所だけ痛い

☆骨折はぶつけた場所はもちろん、離れた場所を叩いても痛い

これが大きな違いです。

例えば、太ももの骨(大腿骨)の真ん中をぶつけたとします。そこで膝やカカトを叩きます。ひびいて痛がったら骨折、痛がらない場合は打撲を疑います。また高齢者で多い大腿骨頸部骨折の場合は、逆の足や恥骨結節(骨盤の真ん前、陰部の根元の辺りの突起)をたたいても痛がります。これは結構使える技術です。被爆させず、比較的短時間で出来るのでご参考ください。以上です。

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