浮力がなくなる 運動負荷が大きい
水泳の後、陸に上がると『とにかく体が重い』『重力を感じる』という経験は誰しもしたことがあるでしょう。
理由としては①水中は体重が減った状態だった②水泳が単純に疲れる、この2つです。
浮力様~、浮力様~
水に入ると押しのけた水の分だけ浮力が発生します。
例えば頸部=首まで浸かれば体重≒浮力となり、感じる重さは0%となります。また剣状突起≒みぞおちまでなら30%に減ります。ちなみにこれを利用したのが宇宙飛行士の訓練。水中に全身沈めることで無重力に近い状態を作り出して訓練します。
さて泳いでいる時はどうなっているか、水上に出ている体の部位は頭・顔の一部なのでほぼ全身水に浸かっています。なので感じる重力はほぼ0%、水中ウォーキングならみぞおちなので30%まで減ります。
つまり陸上よりも体重が1/3~0までなります。逆に水中で体重が減っている状況から陸上に上がると、負荷が3倍以上になります。そりゃ疲れます。(正確には水中と言う楽な状況⇒普段日常生活送っている陸上に移るので辛く感じるだけ)
水泳で筋疲労++
水泳は全身運動であり、運動負荷は安静時(休んでいる時)の7-12倍もあります。普通のウォーキングが4倍なので、2-3倍負荷の大きい運動となります。そりゃ疲れる。
全身が疲れた状況+①の負荷軽減の恩恵がなくなるため水泳の後は体が重く感じるのです。疲れた時に足取りが重い状態です。
以上です。またお願いします。