高血圧ほど、軽んじられている病気は無いでしょう。
私も親が高血圧であり、10代から高血圧と診断されました。
20代から薬も自分から飲み始めました。勉強したら高血圧が怖くなったので。
血圧は何となく健康診断で測定し
『あぁ~下の血圧高いなー、はっはっは』と自分で思ったり、
『下が高いですねー』と医療者側もスルーする場合も。
しかし高血圧は多くの病気の引き金となります。
脳梗塞・脳出血・心筋梗塞・大動脈解離・腎不全などなど死に直結する病気ばかりです。
共通しているのは『血管がボロボロになる』ことです。
高血圧の定義ですが、
収縮期血圧(いわゆる上の血圧)が140以上 または
拡張期血圧(いわゆる下の血圧)が90以上の状態を言います。
(ファイザーHPより引用)
でも中には病院だと緊張して、家で測るより血圧が上がる人がいます。
白衣高血圧(白衣≒病院)と言いあまり問題ではないです。
逆に病院で下がり、家で上がる『仮面高血圧』は治療対象になります。
この高血圧を治す時によく『塩分控えてください』っと言われるかと思います。
でも少し減らしたところでそこまで効果ありません。5くらいしか変化はしません。我々日本人は10g前後食塩を摂取していますが、世界基準は6g以下です。6g切って初めて高血圧予防効果が十分に出てきます。でもこれって現在の摂取量の半分くらいで結構厳しいです、
それよりも体重1㎏↓で血圧は2-3↓となりますので、高血圧対策に関しては体重管理の方がよっぽど重要となってきます。
なぜ体重減少→血圧低下か。それは心臓の大きさは成人になった後は、そこまで変わりません。でも体重が増えれば、その分心臓が頑張って血液出さなければならなくなります。心臓・血管の過労が『高血圧』として見えてくるのです。
是非心臓・血管に優しい人生を。
ではまたお願いします。
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