人体・臓器

食道癌:治療・フラッシャー

☆食道は大事☆

食道は首(のどぼとけの辺り)から胸を通り、腹(胃)に到達する細長い物体です。

働きは水・食物の『通り道』、以上です。でもただの管ではありません。

食道が胃へと水・食物を移動させる『蠕動 ぜんどう』は、現在でも機械で再現するのが難しい動きです。なんたって重力に逆らって、寝ながらでも胃に水・食物を送れる、しかも逆流防ぐ機能まであるのですから。

そんな食道にできるガン、食道癌の手術は、外科手術の中でも非常に大変な手術です

何故なら食道は頚部・胸部・腹部の3つ領域にまたがる、重要(やっかい)な器官だからです。

胃や大腸なら腹部だけですが、頚部は呼吸のための気管や頭に行く大血管、胸部は肺や心臓などの重要臓器があります。そのためそれらを傷つけないようにして、食道を取り除かなくてはなりません。またただ食道を取っただけでは、口から何も飲み込めません。なので胃や腸から人工食道を作ります(再建術)。

広範囲に及ぶ手術なので、非常に体力を必要とします。なので、年齢や体力によっては手術不適応となることもあります。

でも食道癌の手術は、手術後の合併症が非常に大変です。特に多いのが発声障害・嚥下障害(飲み込めない)・肺炎・リンパ液が胸に貯まる乳び胸などです。人によっては一生飲食負荷となり、胃瘻・腸瘻という栄養の管をおなかに埋め込むこともあります。

また食道癌は早期発見が難しいことでも有名です。結構大きくなるまで分からず、つかえ感や違和感を認めた時には転移、と言って広く全身にがんが拡散していることがあります。何よりも予防と早期発見、定期的な内視鏡検査などをおススメします。特に酒飲みは。

☆リスク フラッシャー☆

食道がんのリスクとして、タバコとアルコールが二大勢力です。他にも辛い・熱い食べ物などがあります。

ここではアルコールに関して述べていきます。

人によってアルコールの強い弱いがあると思います。その中で飲んだらすぐに皮膚が赤くなる人いますよね。

その人たちは『フラッシャー Flasher』と言い、食道がんになり易い人です。フラッシャーはアルコール分解酵素が中途半端に弱いため、少しは飲めてしまう人に多く認めます。飲めるが分解が追い付かず、結果的に細胞が障害されガンになりやすくなります。

フラッシャーかどうかは、『パッチテスト』で判別可能です。コットンにアルコール染み込ませて数分置いて赤くなるか見ます。皆さんも学校とかでやったかもしれませんね?結構精度の高い検査ですのでお試しあれ。

食道癌はなると発見が遅れやすく、なった際の症状・手術も重症です。皆さん、特にフラッシャーの方はお気を付けください。

以上です。またお願いします。

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