☆救急外来=戦場☆
夜間や休日の救急外来は戦争です。地獄とも言います。
事前情報の無い患者が次から次へとやってきます。
しかも人員も限られているため、正確に・すばやく診察することが大事となってきます。
さばかないと、どんどん溜まってきます。
中には待ち時間が長いとキレる人もいます。
そんなに元気なら帰れっと思うことも。人間ですから。
☆救急外来は中継ぎ投手☆
救急外来=日中の病院っと思っている方が多いと思います。
でもそれは違います。救急外来の仕事は、
明日の病院への、ただのつなぎです。中継ぎ投手みたいなものです。
暴論ですが、明日までに患者が悪化・最悪死んでなければいいのです。
(救命救急⇒命を救う、急いで救うっという意味です。)
また専門医がいつもいるとは限りません。
耳鼻科医が骨折診る、小児科が大人診る。ごく当たり前の現実です。
医者も実はみんな不安を抱えて診察しているのです。
☆田舎の救急外来=大地獄☆
私は田舎の3次救急の病院にいました。
救急外来には1次から3次まであります。
3次とは最重症、生死の境の患者が運ばれて来る病院です。ドクターヘリもあり、ドラマのコードブルーみたいな感じです。(まぁ~山ピーやガッキーみたいな美男美女はいませんでしたが)
でも普通に包丁で指切ったとか便秘だとか、なんでも来ます。
田舎の救急外来は、特にお盆や年末年始が地獄です。
普段なら町医者にかかる人まで全員来ます。あと里帰りで一時的に地域の人口が爆増します。
いた病院は、最初の診察は必ず研修医がやりました。
1日に120人を研修医2人でさばく時も。
夜間は患者減る代わりに、日中は1時間で10人くらい患者が来ます。
待ち時間2時間、なんてザラです。
☆雨様、雨様!!☆
ただ雨が降ると、面白いくらい患者が減ります、止むとまた増えます。
これは救急あるあるです。軽症が一気に減ります。
雨の中行く面倒さ・だるさ >> 病気。若干ムカつきます(笑)
あと『今日は暇、落ち着いてますね』と言うと患者爆増します。
これも救急あるある。決して言ってはいけないあのお言葉 ただのフラグです。
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