医学雑談

酒:最強の合法ドラッグ・依存

二日酔いになって、『もう二度と飲みすぎない!!』と何度誓ったか。

まぁ~2-3日できれいに二日酔いの記憶は消失。そして飲酒、二日酔い・・・。輪廻ですね。

☆この世は依存だらけ☆

この世には多くの依存があります。

大麻・覚せい剤・酒・ギャンブル・タバコ・、、、。

てか依存じゃないもの無いです。

全部依存。

医学的に依存は①精神依存②身体依存③耐性を判断します。

①精神依存

『どんだけ欲しいか』『あなた無しには生きていけないか』を表します。依存症というとこれを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。

②肉体依存

ようは禁断症状です。その中で特に肉体に反応が出るものを言います。発汗・体温上昇・血圧上昇などです。医学的に離脱症状といい、最悪死にます。死因の多くは心拍出性心不全といって、心拍数が上がりすぎて心臓が『もう疲れた、無理』といって過労死(心停止)します。入院中死なせたら100%裁判で負けます。

③耐性

少ない量じゃ満足できなくなり、量が増えていくことです。タバコなら、最初は1本、2本、5本、10本、20本、、、、のように増えていきます。

酒は①‐③いずれも満たす危険な依存物質です。

これに準ずるのは麻薬(モルヒネ・コカイン・ヘロイン)、精神安定・睡眠薬(バルビツール・ベンゾジアゼピン系)などの、もはや医者しか合法で出せないものばかりです(違法なものもあります)。*ちなみにヘロインが依存物質で最強、レベルが違います*

☆文化・歴史的飲み物☆

ではなんでそんな危ない酒が、ある年齢を越えれば世界中で合法なのか。

それは『文化・歴史的に許容されているから』です。

何言ってんだこいつ?です。

我々が法治国家、法律で社会を統治し始めたのは19世紀頃で、ほんの200年前くらいです。でもその前から酒は世界各地で作られていました。ビールなんてメソポタミアで作られていたのが紀元前8~4000年頃です。もはや、いつから始まったのか分からない。下手したら有史以前から、人間と酒は密接な関わりがあったのです。

つまり法律作る前からすでに社会に浸透してしまっていたのです。てか時の為政者も多分飲んでいました。

また現代と一緒ですが、酒からは税金が徴収でき重要な資金源でした。依存者からは半永久的に徴収可能ですし、こんな『おいしい』物を政治家が手放すわけないのです。

一方酒を規制する動きが近代アメリカにありました。1920年に制定された『禁酒法』です。でも結果どうなったかと言うと、マフィアが横行し、闇酒が隆盛を極めました。そして飲酒代はそのままマフィアの資金源になりました。ちなみにこの時に全盛期を迎えたのが、アルカポネという超有名なギャングです。結局禁酒法は1933年に廃止となり、マフィアも衰退していきました。

こうして酒はもはや人間社会から切っても切れなくなってしまったのです。でも酒が最強の合法ドラッグ・依存であり、身体と精神を壊すことは忘れないでください。

以上です。またお願いします。

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