医学雑談

酒を飲むとなぜ記憶がなくなる?なぜ家に帰れる?~アルツハイマーと同じことが起きている~

酒を飲みすぎて記憶を飛ばし、気づいたら飲み屋→家へワープ・ルーラしていることがあります。私も多く経験しました。なんでそのような事が起きるのでしょうか。

それは脳の『海馬』という部位がアルコールでダメになるからです。

海馬は短期記憶、数分~時間程度の記憶を貯めておく、いわば記憶の一時保管場です。なので海馬がダメになると飲み会の記憶≒短期記憶がストックできないため翌日なーーにも覚えていないのです。

ちなみに海馬で貯められた短期記憶のうち、大事な記憶は海馬→大脳皮質に送られ長期記憶となります。こちらは忘れにくい特徴があります。よく酔っていても自宅に帰ることができるのは、この長期記憶に自宅の位置・経路がインプットされているためです。

さて海馬がダメになるこの現象、実はアルツハイマー型認知症と非常によく似ています。アルツハイマーの患者では海馬が萎縮、小さくなって機能低下が起きるのが大きな特徴です。なので泥酔患者とアルツハイマーは医学的に酷似しています。

ただしアルツハイマーの場合は飲酒と違い、常に海馬の機能低下を認めています。そのため海馬⇒大脳皮質への記憶のストックがダメになり、同時に時間とともに大脳皮質に貯められた長期記憶もなくなるため認知症状が強くなります。記憶全般が失われるため人格変化、『人格の形骸化』が起きるのが特徴的です。

最近はアルツハイマーの研究が進んでいましたが、期待されていたエーザイ・バイオジェン(世界最大のバイオ製薬会社)の新薬候補も計画とん挫しました。まだまだ研究が必要な疾患です。期待です。

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