医学雑談

過剰な薬・処方 ポリファーマシー

日本は医療制度が充実しています。

その弊害で薬の出しすぎ、ポリファーマシーが問題となっています。中には20種類くらい飲んでいる患者もいます。

もはや医者も患者も、何飲んでるかよく分からなくなっている始末。

ただこれはほぼ100%、医者のせいです。

理由は2つあり、①なんでも簡単に出しすぎる②一度始めたら止めない

①なんでも簡単に出しすぎる

絶対に出す・やめられない薬は確かにあります。心筋梗塞や脳梗塞後の血液サラサラの薬がそれに該当します。ただし心筋梗塞や脳梗塞が再発するリスクを考慮しても止める理由(手術がある、出血がどうしても止まらない)がある場合は止めます。

でも痛みに対して鎮痛薬(ロキソニンなど)を出す際に、胃薬出しているパターンがあります。あれ、ほぼ意味ないです。もし出すならPPI(プロトンポンプインヒビター タケプロン・ネキシウムなど)という強力な薬なら意味はあります。でもそれ以外は効いているのか、いないのか、ほぼ気分です。エビデンスレベル(有効性)に乏しい薬も沢山あります。

でも医者の中にはなんとなく、今まで出してたからと出す人も。良くないですね。

『なんとなく』、『とりあえず』が医療界では横行しています。

 

②やめられない、とまらない。

薬を出し始めるのは簡単なのですが、止めるのは難しいのです。ずっと飲んできた薬は特にそうですね。もし止めて異変が起きたらと躊躇するのです。

逆に新たに薬出す際は、出す理由が明確なので正当性が担保されています。

また歳を重ねるごとに色々な診療科にかかりすが、それぞれの科で薬を出します。

でも他の科の薬を止めることはほぼありません。耳鼻科の先生が内科の処方いじるとは、通常考えられません。怖いので。

そんなわけでドンドン薬が増え、医療費もドンドン増えます。

薬代が月2ー3万とかザラになるのです。

全ては医者の勉強不足と不要な恐れから来ています。患者さんからも『こんな飲んで大丈夫ですか』と是非聞いてみてもらいたいですね。そこで理由説明できない、逆ギレする医者は捨てた方が良いです。

 

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