医学

脊髄損傷の上肢予後予測

脊髄損傷の麻痺、その予後は1か月以内で大体予測が出来ます。

0と1は違う

一番重要なのはKey muscleのMMTが0なのか、それ以外かです。

(Key muscleとは上下肢での主要な筋肉群10個です。具体的には上腕二頭筋、手関節背屈筋群、上腕三頭筋、深指屈筋、小指外転筋、腸腰筋、大腿四頭筋、足関節背屈筋群、拇趾伸筋、腓腹筋)

ゴールは発症後6-12か月後に上肢のMMTが3(重力に抗する、安定性に欠けるが最低限関節を動かすのに必要な筋力。)となる確率。

・発症後3-7日時点でのMMTが

MMT0→33~45%

MMT1~2→86~94%

・発症後1か月時点でのMMTが

MMT0→9~27%

MMT1~2→80~97%

っとかなり開きがあります。特に1か月後でMMT0だと非常に厳しい。

また見ての通りMMT0と1でこれほど予後が変わります。学生や初期&後期研修医見ているとMMT0ってあまりつけないんですよね。みんな肉眼的に動いていないとMMT1付けがちです。しっかり対象筋に触れ、筋収縮を触知することが大事です。出ないと上記のように予後がガラッと変わる→退院時に整えておく保険・住宅改築・復職環境が変わってきます。覚えておいてください。

以上です。またお願いします。

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参照:永田雅章:頸髄損傷における上肢筋力の回復。リハ医学32:361-366.1991