医学雑談

採血・点滴、簡単な血管・難しい血管

採血や点滴の時、血管には難しい・簡単、つまり良い血管・悪い血管があります。

当然良い血管の方が採血や点滴しやすいです。

基本的に押して弾力のある血管は良くて、固い血管は悪い血管です。

悪い血管だとなんでいけないか、それはやぶれやすい、つまり採血・点滴が失敗しやすいのです。特に高齢者・糖尿病・動脈硬化・抗がん剤治療をしている患者では難易度が上がります。そういった患者に限って採血・点滴の回数が多い、点滴を入れ換えなくてはいけない場合があります。

 

よく眼で明らかに見えている血管を失敗されることがあると思います。

『この下手くそ!』と思うかもしれませんが、実は見えている血管は難しい・悪い血管なのです。良い血管の条件が弾力性と述べました。弾力ある=血管の壁が厚いとほぼ等価です。でも血管の色(浅黒い)が見える→壁をすり抜けて血液の色が見える→薄い血管→破れやすいのです。

また見える血管は皮膚表面にあるので外力が加わりやすく、不慮の事故で破れやすいです。つまり見える血管は一見簡単そうに見えて案外難しい。罠です。あまり刺したくない血管になります。本当に良い血管は、押したときに弾力を感じます。壁が厚くて深い所にある血管なので肉眼ではあまりわかりません。指先の感触のみです。

最近は新人看護師・医師にしっかり採血・点滴を教える病院が増えてきました。スタンプラリーみたいにテストをクリアした人のみが、患者で行えるようになっている場合が多いです。彼らがデビューするのは梅雨明けくらいです。失敗されたくない場合はその時期を避けた方が良いかもしれませんね、まぁ~あまり確証はないですが。最後は運です。

ちなみに一番採血・点滴がうまいのは秋ごろの初期研修医です。採血・点滴の上達は数が勝負です。場数踏めば踏むほど上達します。なのでしばらく働いた初期研修医が一番安定しています。おばちゃん看護師の何とも言えない安定感は半端ないですが(笑)

 

ではまたお願いします。

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