医学雑談

生きて腸に届、、かなくてもいい。

『生きて腸に届く』

一時期ブームになり、今や定着した文句ですね。生きるべきか、死ぬべきか。実はどっちでも良いです。

☆多勢に無勢☆

まず大原則の話を、例を用いて話します。ある巨大企業があります。従業員10000人です。そこに一人の社員がやってきました。

さて新入社員の影響で、会社全体が変わるか?

はい、変わりません。組織はそうそう変わりません。よく変わるドラマ・マンガがありますが、基本ありえません。現実では変わらないからこそ、フィクションのドラマ・マンガが成立するのです。最初からいた奴が強い。いつの世も真理です。以上は我々の体で起きている話のたとえです。

我々の腸内細菌は100兆いると言われています。一方乳製品や納豆に含まれている微生物の数は10-100億です。つまり1万ー10万分の1なので、ほぼ影響ないです。多勢に無勢です

もし新しく来た菌が最強の影響力大・有望新卒だった場合はどうなるか。下痢になって排除されます。粛清です。世界はそんなものです。多勢に無勢。数の暴力。最大多数の最大幸福ですね。

☆生きてなくても良い☆

ではどんな新卒が良いか。それは適度に周りを刺激する奴です。雰囲気よくするとか、飲み会の幹事進んでやってくれるとか。決して会社を生まれ変わらせる、ではなく良い人止まりの人が丁度いいのです。野心家は嫌われます、腸でも。

では何が腸内細菌を刺激しているのか。適度に刺激するのは、微生物の表面物質(LPS/タンパク質)、商品の微生物が作り出す『生理活性物質』というものが関わってきます。(生理活性物質:小さい・少ないなどで特定が難しいですが、なんか効くやつ)

しかしそれは微生物の生死はどうでも良いのです。微生物自体は生きていても死んでいても表面物質は大きく変化変わりませんし、生理活性物質ももう出来ています。

また上記の表面物資・生理活性物質以外に、摂取した菌の死骸がエサとなり、元々いた腸内細菌が活性化することで効果が発生する事案もあります。それこそ生きているより死んでいてくれた方が、元々いた腸内細菌としては戦う・殺す手間省けるので大歓迎です。

つまりもう一回言いますが、生きていても、死んでいてもどっちでも良いのです。実際に食品会社も『生きて腸に届く』という事実のみ伝えています。決して『生きて腸に届いて、死んでいる時よりも効く』とは一切言っていませんそこがマーケティング・広告のウマい所ですね。

☆総括☆

Dead or Alive!!、生死は問わない。

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