脱線

水難事故:なぜ助けに行くと犠牲になるのか

よくニュースで溺れている人を助けに行って亡くなる方がいます。なぜそのような結果になるのか。

服がジャマ

多くの方は服を着た状態で川・海に入って助けに行きます。でも着衣水泳は服が水を吸う・抵抗になるため水着に比べて非常に泳ぐのが難しい・体力を消費します。私も小学生のスイミングスクールでやりましたが、全く進みませんでした。

着衣水泳でクロールは水分をたっぷり含んだ、重い服をまとって腕を空中に出さなくてはいけません。なのですぐに体力が低下して溺れます。泳ぐなら腕を空中に出さない平泳ぎ一択です。

またどうしても助けに行く際は服は全部脱いだ方がいいです。服を着ていても、裸でも実は奪われる体温は変わりないです。どちらも水に包まれていることは変わりないので。素っ裸が理想です。パンツもジャマ。

海・川の流れは世界記録以上

海なら1-3m/s、川なら下手したら5m/s近くになります。

一方50m自由形の世界記録は20秒91。でもこれは飛び込みありの記録であり、25m-50mの純粋に泳いでいる25m区間は大体12秒くらい。つまり約2m/sが人間の限界。しかもこれはトップアスリートが12秒だけ頑張って出すタイムです。

それよりも速い海や川の流れに勝ち、救助に向かうのは不可能です。

そもそも泳げない

これが一番デカイ理由です。日本では学校教育で水泳がありますが、これが意外と落とし穴。みんな自分が泳げると誤解・過信しやすい。

一般人の泳げる≒25m往復or100mくらい&足がつくプール内、くらいでしょう。マウントを取るわけでは無いですが、競泳&オープンウォーター&ライフセーバー経験者の私からすると全く泳げない、ただの素人です。

海・川は足がつくこともなく、泳ぐだけでも大変なのに、助ける=帰り道は救助者一人抱えて泳がなくてはなりません。また方向確認のためにヘッドアップスイムも必要です。そんなの経験無いと無理です。(ちなみに助ける際は真っ正面から行くと救助者は抱きついてくる(そりゃ死にかけているもの)ので直前に潜って背後から抱きかかえる。あえて溺れさせて黙らせてから助けるなどの荒い方法が必要な場面もあります。)

水泳教育があるからこそ逆に危険なのです。

最近の教育

なので最近はまず『溺れたら浮け』と学校では教えるようになりました。

また救助者も基本的に助けに行かない、ペットボトルなどの浮くもの投げるが最適解です(助けに行きたい気持ちは分かります、特に身内だったら)

そして一番は川や海には入らない、入る時はライフセーバーがいるところで入りましょう。

 

以上です。またお願いします。

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