救急

救急:老齢者の発熱⇒基本入院

☆平熱の産まれかた☆

まずは平熱の話から。

内臓・筋肉が動くとき、ATP⇒ADPという化学反応でエネルギーを取り出します。

ATPの化学エネルギーを、内臓や筋肉が動くための運動エネルギーに変換します。

この①化学エネルギーを取り出す、②運動エネルギーに変換する際に、100%の効率でできれば理想的です。

でもそんなことは不可能であり、漏れてしまうエネルギーが必ず存在します

漏れたエネルギー=『熱』です。この『熱』によって平熱が維持されます。

 

☆高齢者の発熱がヘタ☆。

ではどうやって平熱以上に『発熱』できるのか。

それは免疫細胞がサイトカイン(≒発熱・炎症物質)を産み出すからです。

多くのウイルス・細菌は熱に弱いので、発熱し退治します。

また発熱することで免疫細胞が活発になり、より退治しやすくなります。

この発熱の程度はサイトカインの量で決まります。またこれは同時にサイトカインを産みだす免疫細胞の働きで決まります。

つまりサイトカイン量=免疫細胞の活性度となります。

でも免疫細胞は加齢とともに、働きが落ちていきます。

加齢とともに免疫細胞⇩⇒サイトカイン⇩⇒発熱⇩となり、そもそも発熱しにくい身体です。

一方子供は免疫活発です。過剰なくらい。

皆さんも幼少期に40度以上の発熱をしたことがあると思います。

でも大人になった後に40度行くことは、ほとんどありません。38度も結構ツライ。

 

☆高齢者の発熱=緊急☆

上記のため、相当の異常事態が起きないと高齢者は発熱しません。

血液中に細菌が入り込んだり、インフル⇒肺炎などの重症例です。

また高齢者はそもそも体力が悪く、発熱による脱水などで全身状態が悪化しやすいです。

これらの事を複合的に考えると、高齢者の発熱は基本救急・入院となります。

 

もし皆さんの祖父母・父母が発熱した際はご注意ください。

またお願いします。

 

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