医学部

医学部④:病院実習~国家試験

久しぶりに医学部の話を少々。

☆ポリクリ☆

5年生になると、医学生は大学病院・関連病院で実習をします。

この実習はポリクリと呼び、医師監視のもと実習を行っていきます。

一応4年生でCBT/OSCEと言う筆記・面接試験を受けて合格したら、病院実習に行けるルールです。一般企業でのインターンみたいなものです。

実習出来ることは問診(症状や既往歴を聞き出すこと)と身体所見(心臓の音聞いたり、お腹おしたり)を取るくらいです。採血や傷縫うなど、いわゆる痛いやつは危険なのでやらせては貰えません。代わりに手術の補助は出来ます。

そして実習で忘れてはいけないのが、カルテの奪い合いです。

私の時はまだ電子カルテでは無く、ボールペンで記載する紙カルテでした。レポート書くためにカルテをコピーするのですが、当然医療者も書かなくてはなりません。結果カルテを奪い合うのですが、当然学生なんてヒエラルキーの底辺。『学生さん、貸して』と言われれば、『イエス、サー(マム)!!』です。こうして世間で生きていくために1番必要なスキル、空気読むことを実習中に覚えます。

あと特に医者のカルテ記載が、まぁ~読めない読めない。略語はまだしも文字自体が古代の暗号みたいなのもザラです。英語だと思ったら日本語だったなんて日常茶飯事です。時折書いた医者自体が読めない時もあります。もはやギャグです。

電子カルテの場合はカルテは印刷すれば複写が直ぐに手に入るので、すごくうらやましかったです。当然読みやすいですし。でも今後は電子カルテを開くパソコンを奪いあう戦いが勃発します。やはり病院は戦場ですね。

☆将来の科☆

このポリクリで、何となく自分に適している科が分かります。一番の分岐は『オペが好きかどうか』です。これによってまず外科系と内科系が分かれます。

ちなみに外科系には外科・整形外科・形成外科・産婦人科・皮膚科・眼科・耳鼻科が当たります。逆に内科系は内科・小児科・精神科・リハ科などが当たります。よく勘違いされるのが皮膚科・眼科はバリバリの外科系です。手術数も結構多いです。軟膏やコンタクトレンズ出しているだけの科では無いです。

そして外科・内科系の中で色々悩み、何となくこの科良いなっと思うようになります。

でも初期研修医で2年間実際に仕事すると、いくらでも進路変わります。むしろポリクリ中より変わります。私もポリクリ中は整形外科か救急とバリバリ外科系志望でしたが、研修医中にリハ科に変更しました。そんなものです世の中。

☆国試☆

6年生冬には医師国家試験がありますので、多くの学校では秋ぐらいにポリクリが終わります。この医師国家試験、通称『国試』は合格率9割なので落ちたらちょっと恥ずかしいです。なのでしっかり勉強します。

でもこの国試は全部の科を勉強しなくてはならず、結構分量多いです。あと先ほど9割と述べましたが、そもそも医学部生は大学入試で、ある程度偏差値が選抜されたメンバーです。それで9割なので決して国試が簡単という訳ではありませんのでご留意ください。

また禁忌肢、通称地雷問題、という現実世界でやったら患者殺してしまうような選択肢を3つ以上選ぶと無条件で不合格ですし、必修問題が8割以下でも不合格となります。特に必修はややメンタルをやられる学生もいましたね。なんだかんだ皆さん対策してくるので大丈夫なのですが。

でも本当の敵は『待ち時間』です。

何故か知りませんが、問題を配られてから20-30分座って待ちます。当然カンニング防止のため、ずーーーっと座っているだけ。問題用紙(表紙)をじーーっと見て座っているだけ。それが全てのセッション、9つです。合計3-4時間近く無駄にします。あれはどうにかして欲しいです。

そんなこんなで合格したら、印紙代を60000万払い、犯罪歴などを申告します。その後法務省に認められたら、医師免許証という賞状みたいな身分証明書貰い、晴れて医者になれます(受験料は15000円くらい)。

簡単ですが、こんな感じで研修医になります。以上です。

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