リハビリ

上半身の麻痺が近位(肩)で症状が軽く、遠位(手)で重い理由

まとめ

同側支配の割合次第

一般的に脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)や頭部外傷(脳挫傷・DAI)となると近位部(肩・肘)よりも遠位部(手)の方が麻痺が重度となる傾向があります。この逆は本当に限られた部位、例えば中心前回周辺の損傷で起きる『手口症候群』くらいです。

なぜこんな現象が起きるか、それは我々には右脳が右半身を、左脳が左半身を支配する同側支配が存在するからです。

同側支配

皆さんの中には右脳は左半身、左脳は右半身を100%支配していると思われている人もいるかと思います。

しかし首や肩周りの筋肉は例えば右半身なら、右脳が20-30%、左脳が70-80%支配しています。一方肘より先、特に右手では右脳が10%、左脳が90%支配しています。

我々の運動神経は延髄にある延髄交差で左右が逆になります。でも首や肩などの近位部を支配する筋肉は交差する神経が少ないため、一部の神経支配が右脳ー右半身、左脳-左半身となります。

実臨床でもやはり肩周りの麻痺よりも手の麻痺の方が重くなります。まぁ~手の方が繊細な動きを求められる分、麻痺が目立ちやすい面もあります。でも筋電図など行うとやはり近位部の筋活動は遠位部よりもアクティブです。

そのため肩周りの機能は維持されやすく、手や指などの遠位部は機能障害が出やすいです。

 

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