医学雑談

ルート確保の方法・裏技

まとめ:刺す前になんでもする

採血や点滴などのいわゆる針を血管に刺す時(ルート確保)は、刺す前の準備が成功のカギです。つまり血管を刺しやすく、太くするテクニックが重要です。以下は一般的なものから、私が学んだ・教わった裏技です。特に⑤・⑥は裏技です、たぶん。

①心臓より低い位置に持ってくる

重力によって静脈の流れが遅くなる⇒太くなる。

②駆血した後グーパーする

よくやるやつです。なんでグーパーすると静脈が太くなるか。それは血液が深部静脈→皮静脈に移動するからです。ちなみに採血などで刺すのは皮静脈です。グーパーすると深部静脈は筋肉の近くにあるため、筋肉が収縮した圧によって血液が深部静脈⇒皮静脈に移動⇒太くなります。

③たたく、さする、あっためる

たたくことによって交感神経↑⇒血流↑⇒太くなる。

さする・あたためる⇒血流↑⇒太くなる。

④アル綿で拭く

太くするというより、コントラストつけることで血管の隆起が見えやすくなります。あとは単純に消毒(あまり消毒効果ないらしいですが)

⑤飲水・ご飯食べてもらう。30~60分後にトライ

水分とることで循環血液量自体を増やすのが目的です。経口摂取出来たら点滴要らないじゃんという突込みはなしでお願いしますm(__)m。採血の時は使えます。ただし中性脂肪・コレステロール・血糖を見たいときはあまりお勧めしません。でもこれらの値が乱れても致死的ではないのであまり結果解釈に影響ないです(血糖値は指先から簡単に測定可能)。

⑥末梢の細い血管とる⇒その後近位の血管を確保する。

救急外来での必殺技です。太い針(18G)行きたいが行けないときに使います。まず手背で24-22Gの細い針を入れる。二の腕で駆血し点滴を全開にする、圧が足りなければ点滴ボトル握って圧かける。そうやって無理やり前腕~肘の静脈を太くしてから太い針でルートを取る。二回ルートを取る手間ありますが、結構使えるテクニックです。お試しあれ。

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