前の記事でも書きましたがリハ専門医の数は少ないです
(リハ1930vs整形外科17000 完敗)
これは現在の数です。
でも将来の医師の数も少ない予想なのです。専門医には基本19領域というのがあります。
内科や外科、小児科などよく目にする科が入っています。リハビリ科もしっかり入っています。
しっかりと。本当ですよ。
でもH28研修医へのなりたい科は何?と
いうアンケートで
リハビリ科は堂々の下から2位(0.4% 約20人笑)
( ;∀;)
下は臨床検査のみ。
ちなみに一つ上は病理の0.9%です。
病理にダブルスコアはショックでした。
漫画フラジャイル効果か!!??
〈補足:病理とは顕微鏡などを用いて病気の確定診断をする科です。医療界ではレントゲンや採血などは参考所見です。たとえレントゲンやCTで癌っぽいものが見えても癌の『疑い』です。病理診断をもってのみ確定となります。その点ではすごく重要。リハビリ科同様人手不足に悩んでいる〉
でもリハビリ科希望者が少ない最大の理由は、そもそも学生時代に見ないからです。
全国に医学部は沢山ありますが、
半数近くにリハビリテーション科の教室自体が無いのです。
教室とは医者の集まり、サークルみたいものです。
医学部での診療・研究・教育を担っています。
ちなみにこの教室の長が、教授、という人です。
また研修医になってもリハビリ診療を経験しないのも影響します(リハ医少ないので)。
リハビリ医が少ない
→触れる機会が無い
→実態が分からない
→興味持たない
→リハビリ科医にならない
→リハビリ科医が少ない、の負のスパイラルが完成です。
このスパイラルを断ち切ることが大事です。幸いリハビリ希望者は年々増加してきています。大変喜ばしい流れですので、このまま続くことをねがっています。
では、またお願いします。Twitter:https://twitter.com/drsashimi1
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