医学雑談

ヒアルロン酸:塗っても飲んでもダメ

☆有効性が不確か☆

一時期、猫も杓子も『ヒアルロン酸』、『ヒアルロン酸』。分解して、分子量の小さいナノヒアルロン酸とかもありましたが、それはもはやヒアルロン酸なのか?と思うくらいでした。

基本的にヒアルロン酸を摂取しても、塗りたくっても意味ないです。唯一意味があるのは注射で直接入れることですね。

でもこれも関節内に限ります。皮膚に入れてもすぐ拡散・血液に回収、代謝、消え去ります。関節へのヒアルロン酸注射は保険適応ですが、皮膚は適応外です。基本的に保険が効かない=有効性不明です。

あと皮膚のしわ・たるみは病気でなく、『老化』という自然現象です。なので病気に対して使う保険は使えないのです。*同じ理屈で『妊娠』は病気では無いので、保険適応外です。でもこれだと外道なので補助金でます*

☆ヒアルロン酸を飲んだら・・・☆

基本的に飲んだ物資≠吸収される物資です。

ブタ食べたら、ブタになるか。といったら違いますよね。

生物は自己を守るために、摂取した物質は最小単位(糖・アミノ酸・脂肪酸・グリセリン)まで分解してから吸収します。そして最小単位から再構築して自己の体を作っていきます。

ヒアルロン酸も同様で、各種消化酵素(胃液・胆汁・膵液・腸液)で分解されます。

ヒアルロン酸は消化され、糖類となります(ヒアルロン酸自体そもそも糖類、より小さい物質になる)。もはやほぼ砂糖です。また消化・吸収されなかった場合は水溶性食物繊維とほぼ同じ働きをします。そのため摂りすぎると腹痛・下痢になります。

☆ヒアルロン酸を塗ると・・・☆

大前提として皮膚は排泄器官であり、吸収器官ではありません。

また皮膚表面は皮脂でバリアされ、水分はあまり浸透しません。でもヒアルロン酸は水溶性なので相性が悪く、吸収されにくいのです。逆にワセリン・有機溶剤などは相性がよく、軟膏として用いられます。

ではヒアルロン酸を塗ったらどうなるか。溶媒(水分)はすぐに蒸発し、乾燥したヒアルロン酸が残ります。でも乾燥したらもはや粉です。触ったり・衣類に擦れたりすることで簡単に剥がれます。意味なし。

また皮脂を洗顔で取り除いた後に、ヒアルロン酸を塗ることで角質に届く可能性はあります。でも角質は細胞の死骸、数日・週でアカとして排泄されてしまいます。またそもそも洗顔で取り除いたと思っている皮脂も、すぐに分泌されるようになっています、なので分泌された皮脂と角質のヒアルロン酸、どちらが効いているか不明となってしまうのです。

☆総括☆

ヒアルロン酸を支持する理由は乏しい。以上です。

Twitter:https://twitter.com/drsashimi1

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