今回の酒はブリュードッグ、パンクIPA。
IPAとはIndia Pale Ale(インディア・ペール・エール)の略です。
ペール・エールはイギリスでよく飲まれているビールの1種です。
その中でもホップを大量に使用して作られたのが、インディア・ペール・エールです。
作られたのはほぼ偶然です。
大航海時代~近代、インドがイギリスの植民地時代の事です。
その時イギリス→インドへ、ペール・エールを送っていました。
船旅では真水は長旅で腐るため、アルコールを含み腐りにくいビールを積み込むのが一般的でした。
とは言っても、そこは船旅。長旅の間に普通のビールの一部は腐ってしまいました。
そこで保存性を高めるために、防腐作用のあるホップを大量投入しました。
そしたら『あら、美味い』となり、たちまち人気になりました。
以後そのおいしさの為、IPAは世界各地で作られ、広まっていきました。
さて今回ブリュードッグ、パンクIPAは、IPA界では有名な銘柄です。
ブリュードッグはIPAが得意であり、その中でもこのパンクIPAは香り・苦味・切れのバランスが良いです。
あえて泡を作らないのが、IPAの注ぎ方。らしいです。泡立てると泡に苦味が移って、飛んでしまうためです。
香り
グレープフルーツ+シトラス。柑橘系の香りがしっかりします。
初めて嗅いだ人は衝撃受けると思います。これ、本当にビール!?ってな感じで。
味
豊潤な苦味が、鼻を抜ける柑橘系の香りと一体となり、美味いの一言です。
キレやのど越しも良いです。
濃い目の飲み口なので、揚げ物などの味の強い料理に合います。
あまり乾杯の一杯には向いていません。
苦味は普通のビールよりありますが、IPAにはもっと苦いのもあります。
パンクIPAは丁度いい、という言葉がよく似合います。
総括
初めてのIPAとして取っつきやすいと思います。
アルコール度数も5.6%と、IPAの中では低めです。(IPAは6-8%くらいが多い)
確かに苦味は通常のビールよりあります。なのでビール嫌いな人には難しいかもしれません。でも通常では味わえない香り・うま味を味わえます。
食わず嫌い改め、飲まず嫌いにならず一度試してみてはいかがでしょうか?
以上です。またお願いします。
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