競泳界では基本的に泳ぐのが速い=最も理想的な泳ぎです。競泳というタイムを競う種目なので至極当然です。でも100mや50mだと持ち前の筋肉をフル活用し、ハイピッチ&パワープレイで制する選手もいます。
そういう選ばれた人々はあまり参考にならないので、我々ペーペーはフォームのきれいな人を参考にするのが上達の近道だと思います。
個人的に自由形(クロール)で最もきれいな泳ぎをするのは、断トツで韓国代表の『パクテファン』選手です。北京オリンピック自由形の金メダリスト(400m)でもあります。
アジアの自長距離自由形では孫陽選手が圧倒的強さを誇りますが、両者が激突する200、400m自由形はいつ見ても面白いです。特に孫陽選手のラスト100mはアホみたいに速い(400mのラスト100mを54秒とかで泳ぐ(-_-;))ので最後まで目が離せません。
ただし孫陽選手は198㎝の長身を活かし、1かきですごーーく進む泳ぎをします(俗にいう大きな泳ぎ)。これをそこまで身長高くない日本人が再現しようとすると、ただピッチが遅くなり結果タイムも遅くなりかねません。
そこで身長183㎝のパクテファン選手の泳ぎは、適度なピッチときれいなフォームを兼ね備えており参考になります。↓リンク動画
☆パクテファン レース☆一番奥の1コース、45秒くらいから。
いや~きれい!! 入水の角度・鋭さ、かきの軌道・美しさ、リカバリーの低さ。まさに教科書通り、てか教科書そのものです。190-200㎝でマッチョな欧米勢をしりぞけて金メダルを取ったのも納得する美しい泳ぎです(注意:パクテファン選手も一般的にはマッチョ)。いつもこの泳ぎをイメージして泳いでいます。
ぜひ皆様の参考にもなればと思います。以上です。またお願いします。