食べる前・食べた直後で決まる
入れると味が劇的に良くなるもの、ニンニク。
世界一健康に効果のある、かもしれない野菜に選ばれていますが実はそこまで栄養素無く、殺菌や抗がん作用も試験管・実験室レベル。
だが美味いから私も大好きです。でもやはり気になるのは食べた後の口臭・体臭。どうやって防ごうかいつも悩んでいます。
最大の予防策は『食うな』ですが、それだと味気ない。実際ニンニク美味いし。ではどのような対策があるのか、大きく分けると食べる前、直後の2つが重要です。
食べる前
そもそもなぜニンニクは臭いか。それはニンニクに含まれるアリインがアリシンに変わり、このアリシンが臭いんです。
アリイン⇒アリシンの反応はアリナーゼという酵素が媒介しており、アリナーゼはニンニクを切ったり・潰したりしたら出てきて反応します。つまりこのアリナーゼを可及的速やかに働かせなくすることが匂い防止には重要。(ラーメン屋のニンニクが強烈なのは刻まれてから時間が経過しており、がっつり上記反応がおき、アリシンまみれだからです)
幸い敵は酵素というたんぱく質なので、
①加熱:切ったらすぐに料理で加熱すれば酵素は失活して、アリシンは産まれにくくなります。また出来たアリシン自体加熱に弱いので一石二鳥(例:ニンニクのホイル焼き。でもラーメンに刻みニンニクのように、すでに出来上がった料理では徐々に温度が下がるので、あまり失活しない。)。
②薄める:よくバーニャカウダーでやりますが、ニンニクを茹でこぼすことで加熱しつつ、アリシンを洗い流す方法です。薄めつつ・加熱するので一番効率的。やりすぎるとうま味が減ってしまうのが難点。
③油を加える:アリシンというよりも、翌日のニンニク匂いに関わるアリルスルフィド類、アリルメチルスルフィド類、ビニルジチインなどの物質が脂溶性なので、それの除去がメインです。
食べた後
さて食べてしまうと事態は一刻を争います。胃にいる間に対応しないと、腸に行って吸収されたらジエンド、手の施しようがありません。
作戦を『食べて飲んで吸収阻害』、『別のヤバい奴で打ち消す』、『体外に放出』
①『食べて飲んで吸収阻害』
これは牛乳やアイスクリーム、お茶やトマトを食べて吸収阻害する作戦。食事食後こそ効果があります。お茶がぶ飲みが一番個人的には効く。ビバ・カテキン。
②『別の匂いで打ち消す』
ブレスケアなどの他の物質の匂いで誤魔化す作戦。即効性あるが持続力ない。皮膚からのニンニク匂いは防げない欠点アリ
③『体外に放出』
ニンニクの匂いの最終産物は血液に吸収されるのに、おしっこから出ません。息(呼気)と汗でしか排出されません。
なので沢山息して汗かけばいい⇒運動やお風呂です。個人的にはプールに行って1時間ほど泳ぎます。大量の水分&喚起されているので誤魔化しやすいです。バレバレかもしれませんが。
だらだらと対策書いてきましたが、一番は予定があったら食べるなです。身も蓋も無いですが。でももし食べてしまったら直後が重要ですので覚えておいてください。
以上です。またお願いします。
励みになりますので、よければ投票お願いします⇩⇩(どれでも大丈夫です