リハビリ

むせ・誤嚥:対策法

現在死因の第3位は肺炎です。

その中でも飲み込んだ水・食事が、間違って気管に入る『誤嚥』、誤嚥によっておきる『誤嚥性肺炎』は非常に重要な病気です(なんで神様は食事と空気の管を、途中まで一緒にしたのだろうか??)

誤嚥対策としては大きく分けて姿勢と食形態の工夫です。詳しく書くと本一冊出来るので、ここでは端的に。

☆証明写真のように☆

姿勢としては、理想は背筋伸ばしてアゴを少し引いた姿勢です。イメージとしては証明写真撮る時の姿勢、または背筋伸ばしてヒザ見る姿勢です。

多いダメな姿勢は猫背、アゴを突き出す、首を反らす(天井見上げる)姿勢です。病院でもベッドで寝ている人に、このような姿勢なのに食べさせる医療者いますがNGです。

でも座ってむせる人に対しては、証明写真の姿勢は崩さずに、リクライニングで体を倒すことはあります。傾斜が付くことで、ゆっくりと飲み込んだものが落ちていくため、上手く飲み込むまでの時間が稼げます。(座った姿勢=垂直落下、傾いた姿勢=滑り台です。滑り台の方がゆっくりと物は落ちていきます)

☆トロミをつける☆

食形態の工夫に関しては、よく料理にトロミを付けます。サラサラした水だと簡単に気管に入ってしまうため、トロミをつけて時間を稼ぐのが目的です。

トロミの強さは、その方の飲み込みの力によって変えます。濃い、中間、薄いみたいに。

でも言葉だと分かりにくいので、濃い=はちみつ、中間=とんかつソース・ネクター、薄い=バジルドレッシングみたいに患者には説明します。(この分け方は以前は学会で使われていましたが、今は使っていません。個人的にイメージしやすくて良いとおもっていますが)

この姿勢+トロミが誤嚥予防の2大対策です。それ以外には掻き込んで食べる人にはスプーンを小さくしたり、空嚥下と言ってツバだけを飲んでもらったりします。

後意外と大事なのが、飲み込む物の温度です。日本人には温かい物をすする文化があります。でもこれは飲み込みながら、空気を吸う行為なので最悪です。むせろっと言っているようなものです。なので温め~冷たいに温度は設定することも大事です。

色々とまだまだ工夫はありますが、マニアックすぎるand実践しにくいので上記の二つの対策を取り上げました。以上です。またお願いします。

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